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マニアへの道激進中?オオクワ飼育記

遂にと言うか・・・我が家にオオクワがやってきた
オオクワがやってきたと言っても1齢幼虫2匹です。

GETに至った成り行きは・・・
会社のジュース自販機前で同僚とカブト虫が蛹になった話をしていると隣の事務所にいる顔見知りの西塚さんが、「俺、家でオオクワ飼ってるんだけど幼虫あげよっか?」などと話し掛けてきた。その時は「本当ですか??是非是非!」などと話していたのだが実は半信半疑でした。(何しろオオクワ飼育なんてマニアックな事をやっている人が身近にいるとは思えなかっらもので・・・)しかし、その一週間後の2001年6月15日、突然ビン入り幼虫が手渡されたのであった。
貰ったオオクワビン。中には超極小の1齢幼虫が2匹入っていました。
西塚さん曰く、「この時点で雌雄の判別はできないので♀2匹だったらごめんね」というコメントを頂く。少なくともどちらかが♂であることを祈る!それにしてもカブトの幼虫より頭がデカイです。なんだかシロアリを想像してしまいました。

こうなったら菌糸ビンGETだ! しかし・・・た、高い

折角だからとオオクワ関連のHPを参照していると菌糸ビンなるもので飼育すると大きな成虫になる確率が高いらしいことがわかった。しかしそれをどこで入手すべきかがわからず近所のペットショップに行ってみると、ありました菌糸ビン!・・・しかしそのプライスは??
なに?一個2980円とな? となると2匹分で約6000円・・・財布の中身と相談したが絶対無理だ。しかも、菌糸が駄目になったら交換するのが基本らしい。となると1匹成虫になるためのコストは12000円。やはりオオクワ飼育はマニアのものなのか?

気を取り直してWEBで菌糸ビンを販売しているHPを探してみると・・・ありました。
そのお店の名前(?)はマッシュマックス。しかも”菌糸ビン低価格作戦”と称してMAX2000Fが1ビン290円となっているではないですか・・・と見た瞬間に反射的に注文してました。大量購入だと更にお徳で冷蔵庫保存で3ヶ月はもつらしいが、とりあえずは2匹しかいないので2本だけ注文。税込みクール宅急便着払いで約1300円でした。うーんリーズナブル。

早速マッシュマックスから届いた菌糸ビン。メールのやり取りもスムーズで信頼できるお店と見ました。
WEBで見た通り表面の菌糸を消毒スプーンで取り除き、元々のビンに入っていた木屑を少し入れて幼虫を入れたら早速潜っていきました。

2001/8/26 現在の様子
幼虫君は菌糸ビンの底のほうにねぐらを作っているようですが、全く上に上がって来る気配はありません。酸欠になると表面に出てくることがあるらしいですが、この場合はそういった心配は無いと捉えていいのでしょうか。
底にしかいないとはいえ、幼虫が食べた跡にもどんどん菌糸が回って来るので食事はきちんと出来ている模様です。おかげさまで投入時よりはかなり大きくなっているようです。
日々激しく変化する食い跡。まあ元気な証拠でしょうが、それにしてもなかなか表面に姿を見せません。右の写真は壁の崩れた一瞬をついて撮影したものですが、暫くしたら壁の穴を補修したらしく、また左の状態に戻ってしまいました。

2001/9/25 キノコ生えちゃいました(^^;)
久々に幼虫君の様子を見ようと菌糸ビンの蓋の部分を持ってビンを覆っている新聞紙の筒を外そうとしたら・・・見事にキノコが生えていました。どうやら我が家はキノコの成長に最適な環境の模様です。とりあえず何かしらの悪影響(ビンの酸素を消費してしまうとか・・)が無いとも限らないので表面を一皮向いてキノコを除去しておきました。

<左>見事にキノコが生えております。同じ環境なのにもう一方の菌糸ビンには何も生えていないのが興味深い。
<右>肝心の幼虫はこのように元気に育っております。節の間が広くなって随分たくましくなりました。

2001/10/4 お引越し
9/25にキノコが生えてきたのと同時になにやら菌糸ビン内の菌全体が黄ばんで”びちょびちょ”してきたので再びマッシュマックスに注文し、引越し作業を行うこととなった。

<左>大きい方の幼虫はこんな感じで育っております。
<右>小さいほうは写真を撮り忘れてしまいましたが、だいたい大きい方の2/3位の大きさになっていました。

2002/2/24 お引越し again
冬季限定イベント:凧揚げに夢中で菌糸ビンの存在自体を忘れかけていた今日この頃であったが、ひょんなことからその存在を思い出し遮光用に巻いていた新聞紙を剥いで見ると意外と菌糸が無くなっていることが発覚。冬の間は殆んど活動している様子が無くビンの底の方をウロウロしていたため油断していただったが、このところの陽気で一気に食い進んだ様子であった。「これはイカン!」ということでまたまたマッシュマックスに手配のメールを打つと、いつものように翌日には菌糸ビン2本が到着した(ナイスレスポンスに感謝)。
<左上>到着した禁止ビンと喰い尽くされた菌糸ビン。ここまで喰われるとキノコも生えてこないようである。
<右上>小さいほうの幼虫は相変わらず小さいまま。
<左下>大きいほうの幼虫は一気に前回引越し時の倍のサイズに。ふたの直径が約8センチなのでこいつの身長は9cm位でしょうか・・
<右下>いつものように脱糞しながら元気に潜っていったので一安心。

2002/4/21 ついに蛹に変化
2/24の菌糸ビン交換以来、幼虫が底の方に横穴を掘ったまま動きが無かったのが気になっていたのだが、ある日ふと見るとなにやら2本のトゲの様な物がついた茶色の物体がグネグネ動いているのが見えた。・・・・・・・・・?? 何これ?
かぶと虫の蛹は見慣れており素人目にもかぶと虫と判る形状をしているのだが、クワガタの蛹のお尻に2本のとげがあろうとはこの時点まで知りませんでしたので非常に焦りました。

我が家に置き薬を置いてくれているマツキヨの営業のお方がオオクワフリーク(我が家の玄関に置いてあるマットの入った容器群から昆虫がいることを嗅ぎつけたらしい)だったので嫁さん経由で聞いた情報によると、
  ・蛹が成虫になるまではビンをなるべく動かさない。
  ・蛹が成虫になるまではおよそ一ヶ月かかる。
  ・成虫になっても一ヶ月はビンから出さないほうがいい。

ということらしい。蛹を確認する時に思いっきりビンを傾けてしまったが、マニアではないので多少形状がいびつでも問題ない。なにはともあれ無事成虫になってくれることを祈る。
菌糸ビンの横穴と蛹になった幼虫の拡大写真。
こういうときにはポリではなくガラスの菌糸ビンのほうが良く見えて良いかもしれない。
小さい幼虫も恐らく蛹になっていると思われるが、壁際ではなくビン底に横穴を掘ってしまったので確認する術はなし。

2002/6/17 菌糸ビンからの脱出
5/15の時点でどうやら蛹から脱皮したらしいことは確認できていたのだが、「1ヶ月間はいじらないほうが良い」との意見を多数の皆様よりいただきましたのでそのままにしておきました。
6/15頃からビンの中から激しくガサガサ音が聞こえてくるようになったのでその2日後に我慢できなくなり菌糸ビンを真っ二つに割ってみました。

ついに念願のご対面!
1令幼虫で頂いた直後から菌糸ビンに投入。トータル2本半使用で体長は約70mmでした。
幼虫の期間の温度管理などについては一切気を使っていなかった割には上出来なサイズかと思います。
娘と奥さんは見たことの無いクワガタに大興奮でした。

2003/7/25 幼虫掘り出し
ペアリングしてから既に1年が経過した我が家のオオクワ君。
昨年度はオスメス共に動きも鈍く、エサの喰いもいまいちだったのでそのまま冬眠モードに突入させておりましたが、今年に入ってからは無茶苦茶エサを喰いまくっております。一緒に入れておいた産卵木も食い散らかして木っ端微塵になりつつあったため、発掘してみることにした。

やっぱりいました!全部で7頭です。オスメスの区別ができるほど知識は無いのでまとめて菌糸ビンに突っ込むことにしました。
多頭飼育の場合に共食いするのは3令幼虫からという様な記事を読んだことがあるような気がしたので一瓶に2匹ずつ飼ってみようと思うのだが、果たして・・・

つづく・・・
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