第2回富士朝霧MTBフェスタ&トレイルラン参戦記
知り合いの自転車野郎「K.石渡」に誘われて初のレース参戦!
レースといっても草レースだったのですが、普段のライドでは絶対味わえない緊張感が最高でした!!
大会は1998/8/22〜23の2日間に渡り、静岡県富士宮市の朝霧ジャンボリーオートキャンプ場特設コースで行われ、我々「チームもつ鍋」は23日に行われた4時間エンデューロ(耐久レース)に参戦しました。
「チームもつ鍋」メンバー
IKEYAN@:
私です。体力には自信なし。VAAMとOVER DRIVEの科学の力を利用してでも何とか走りきる予定。
K.石渡:
おじいさんが自転車屋だったという元(?)ロードマン。 チームの大黒柱的存在。最近はMTBにご執心。
KANI:
カニの名の通り?水中は強い。
水泳・ボディーボード・ボディーサーフィンでは抜群のセンスを発揮。
だが陸上ではそんな能力はあまり役に立っていない模様・・・?(レース初参加)
コースについて
コースはキャンプ場内の特設コース(?)でメインストレートから、いきなりの階段登りから始まり、ガレ場の急な登り&下り・芝生のシングルトラック・ドロドロの林間アップダウン有りの全長4km。MTBライドで楽しめるほぼ全ての要素が詰まったウハウハものの素晴らしいコースでした。
普段のバイキングでは仮にそんなダートがあったとしても大抵は1回通過するだけなので、それっきりだったりもするが、それを周回できるなんて!うーむ。レースにハマっている人の気持ちも何となく解るのであった。
(最初の試走の段階では余裕の3人)
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09:45〜(心臓バクバク期)
ついに第1ライダーの召集がかかる。
この時点で走順は何故か IKEYAN@→K.石渡→カニの順番に決定していた為、自転車を押して急いで行こうとすると、「自転車は各自ピットに置いておくように」とのアナウンス。
?いやな予感・・・と、思っていたら予感は的中!なんと、スタートはRUNで各自のピットまで300mほど走り、自転車を拾ってコースに復帰するとのこと。
さすがは「走る人の雑誌:ランナーズ」主催のことだけあって、いきなりのRUNとは・・・。
しかし、偶然にも我々のピットはかなり手前にあるし、「こいつはダッシュで自転車をもらえればスタートトップも夢ではないな」などと楽観的な考えでスタートを待つことにした。
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10:00〜10:01(荒波揉まれ期)
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ビンディングが・・・焦る |
ピストルの音と共にスタート。
心臓はバクバクしてどうしようも無かったが、とりあえずダッシュで自転車を受け取る。が、しかしここで大きな落とし穴が!
こぎ出そうにも後ろからは人の鉄砲水。前は自転車にまたがった人で大渋滞。
ガーン!ピットはスタート地点から遠くにあった方が有利だったとは!!と気づいても既に後の祭り。
更に焦ってビンディングペダルにシューズがはまらず(写真右)、この時点で50/95位前後に落ちたのはもう確実〜。
この時点で焦ってもしょうがないと、気を取り直して当初の目的通りファンライドに徹することに。
(実は勝つ気だったのか?)
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10:02〜11:00(運動不足痛感期)
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出だしの階段は大渋滞 |
で、ガレ場でヘロヘロ |
既にグリコーゲン枯渇!2周目へ向かう |
スタートしていきなりの階段登り(写真左)はトラックが階段の左右の2本しかないのだが、遅れてスタートしたために何とか渋滞に巻き込まれずに済んだ。しかし、その後のガレ場の登り(写真中)で転倒者続出!大石にハンドルを取られて転倒する者、それを避けようとして草むらに突進していく者、さらには草むらに突進したついでに草むらの中を自転車を担いで走っていく者など、笑えないのだが笑ってしまうシーンが続発でした。
ちなみに私はというと転倒は免れたものの、スタートのRUNで妙な筋肉を使ったらしく、この時点で既に脚がつりそうになり、大ピンチ!
さらに、我がチームは作戦でも何もなく、各自がよりリラックスした休憩時間を取れるように一人2周ずつ走ることにしていたため、何とか回復させて走りきるしかないのであった。(写真右)1周を終えて他チームがピット「左方向」に向かっているのに2週目に入る(つらい)。
しかし1時間後、このやりかたが功を奏することに。
〜ライダーチェンジの記録〜
10:31 IKEYAN@→ K.石渡
10:55 K.石渡→ KANI
1時間経過時点での周回数:4周
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11:01〜13:00(中だるみ期)
KANIにライダーチェンジしたK.石渡が1時間経過時のリザルトを見て「結構いいところにつけてますよ」などと言っていたので自分でも見に行くと、な、なんと11位じゃないですか!
K.石渡の爆発的速さに加え、2周ずつ走ることによるピットロス(約2分)の削減がここまでの効果を発揮するとは・・・(作戦ではなかったのだが、この時点で”作戦”と心の中で変更)などと喜んでいるうちにも知らず知らずのうちに脚の筋肉に乳酸がたまってきていたのだった。
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交代を待つK.石渡 |
K.石渡の走り(速い) |
リラックスしたKANIの走り |
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レースそっちのけで
かき氷を食べまくるK.石渡 |
で、2回目の交代後はご察しの通り、それなりにウオーミングアップはした(つもりだった)のだが長〜い休憩時間の間に乳酸がたまりまくったらしく、最初の登りで脚パンパン!で、ドロドロのシングルトラックの登りではタイヤがグリップを失い転倒、暑さ&その他もろもろで集中力ダウン。
しかし、ライダー交代後、さっき失ったはずの集中力は無料配布の「サンキストオレンジ」「バナナ」及び、有料の「かき氷」などに注がれるのであった(写真左)。
〜ライダーチェンジの記録〜
11:35 KANI→ IKEYAN@
12:05 IKEYAN@→ K.石渡
12:30 K.石渡→ KANI
3時間経過時点での周回数:11周 リザルト:30位にダウン
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13:01〜13:59(ラストスパート?期)
12:30にKANIにライダーチェンジしたところで、オフィシャルから「ゴール15分前にピットを閉鎖します」との放送が流れた。
と、いうことは?「うまいことやらないと最後のライダーが死ぬ事になるな」と、今までのラップタイムから逆算しラストは1周ずつ走って、
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おにーさん、リラックスし過ぎ |
ビットでも飛ばすK.石渡 |
たすきを渡し、ライダーチェンジ |
13:10 KANI→ IKEYAN@
13:25 IKEYAN@→ K.石渡
13:37 K.石渡→ KANI
13:57 KANI→ KANI(連続)
とすることとした。
もちろん最後にKANIが連続となっていることは現在走行中であるKANIは知る由もないのである。
13:10に予定通りKANIが到着し、IKEYAN@にライダーチェンジ。
最後の走行であると同時にリザルトを少しでも上げるべく、気合いでどんどん抜いていった(このとき科学の力か絶好調)。が、下ってから急な登り返しのあるシングルトラックの下りで調子に乗って加速して登りに入ったところでハプニング発生!
ぬああんと!登りの頂上で女の子が休憩してるじゃあないですか!やばい思ったと同時に行く手をふさがれた私はこのレース初の大ゴケ、トラック脇の崖に頭から突進。しかも、ペダルが外れず逆さまのまま宙ぶらりんになり、両脚のふくらはぎが同時につってしまった。オフィシャルの手助けで3分後には何とかコースに復帰したものの、気合いも集中力も失いヘロヘロになってピットまで辿り着き、K.石渡にチェンジ(写真右:背中の泥が転落の証?)。
そうして今一つ納得できないまま私の初レースでの出番は終了した。そしてまたバナナに集中。
13分後、やや遅れながらもK.石渡も無事帰還し、何とかピットクローズ前にラストライダーのKANIへ交代することができた。この時点で残り19分。
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14:00〜(感動?のゴール期)
5・4・3・2・1のカウントダウンの後、遂に4時間経過。
この時点ではどのチームがトップなのかはひと目ではわからないのだが、4時間経過と同時にゴールを通過したライダーが一番祝福されているような気がするのは気のせいだろうか?
その後は惰性で次々とゴールしてくるライダーを迎え、14:06、KANIが疲れた体にむち打って帰ってきた。彼は疲れと慣れないビンディングペダルで最終周回は相当数転倒したとのこと。
いやーお疲れさん!レース最高!バナナも最高!
〜ライダーチェンジの記録〜
13:10 KANI→ IKEYAN@
12:28 IKEYAN@→ K.石渡
12:41 K.石渡→ KANI
4時間経過時点での周回数:15周 最終リザルト:40位
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