職人技のコーナー
CTTC発足からこれまでの間にメンバーが編み出した職人技をここに紹介!
−職人のこだわり その1:糸巻きは自作に限る−
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1995年度 CTTC初参加の大会で見事に粉砕されたの糸巻き。 |
CTTCのポリシーの通り、凧を思いっきりかっ飛ばす我々にとっては強靱な糸巻きを持つことは非常に重要なファクターである。
何しろ10kg以上のテンションが掛かった糸を1000m以上巻く為、糸巻きにかかる破壊力は我々の想像を遙かに超えるものであり、そのパワーは糸巻き破壊という現実となって突如我々を襲う。
ちなみにこれまでにメンバーによって破壊された糸巻きの数は既に7個以上(2001現在)。
ここでは発足以来、常に最強の糸巻きを研究してきた我々の職人技を紹介します。
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イレクターPを四角に組んでます |
- 式糸巻き -
大会中に糸巻きを破壊され、手持ちの糸を失うこと4回。どんなに高級な糸も糸巻きを失ってはただのゴミ。その苦い経験を生かし、研究を重ねた結果生み出されたのがこの写真の糸巻きです。
材料:イレクターパイプ&継ぎ手
製作コスト:約500円
巻く糸の長さ・太さに合わせて簡単に好きなサイズに作れ、かつ剛性が高いという点でおすすめです。
唯一の欠点は重いこと。試しに使いたいという方は凧揚げ一週間前から1kgのダンベルを常に持ち歩いてトレーニングすることをおすすめします。(^^;;)
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上:分解状態 下:組立状態 |
−式 糸巻き −
餡麺麭人も6年前の大会中に木製の糸巻きを破壊され、それ以来、糸巻きの研究に余念がありません。そんな彼の最新の糸巻きがこれです。
以下は餡麺麭人本人による解説です。
式糸巻きのメリット
・地上にはいつくばっているラインを早急に回収可能。
・ドラムの両側にガイドがあるので、「糸ズレ」によるライントラブルがない。
式糸巻きのデメリット
・ドラム自体が左右を貼り合わせただけのモナカ構造の為、落としたり強い衝撃を加えると糸巻きのセンターから割れる可能性がある。
・ドラムの両側にあるガイドがテーパー状になっている為、強いテンションで大量の糸を巻いた場合、テーパー部にかかった糸がドラムを両脇に広げる力を発生する為、これまた貼り合わせ部から割れる可能性がある。
一応参考にされる方へ
ドラム部分は、釣具屋さんに行けば購入できます。
「糸巻き」で話は通りますが、この大きさの物を探しだすには根気よく何件もアタックする覚悟が必要でしょう。
ハンドル部分はアングルプレートです。ボルトも含め、カーショップやDIYショップに行けば売っています。
デメリットにも書いた通り、「マグロ状態」(ハイテンション状態)で大量の糸を巻き取ると、ドラムに相当の負荷がかかる為、センターの貼り合わせ部からの分離を未然に防ぐ為に3本のボルトで補強してあります。
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巻き取り用のグリップは分解可能 |
- 式 糸巻きver.2 -
一番上のIKEYAN@式糸巻きを製作してからは、大会中に糸巻きを破壊されるということは無くなったものの、ここにきて新たな課題が。全作は”イレクターパイプをただ四角に組んだだけ”という非常にシンプルな構造故、フツーの手袋で扱うと非常に滑りやすくまた重量もそこそこなので巻きづらい(疲れる)という欠点があり、そのために第9回庄和町凧揚げ大会(参戦記録参照のこと)においては奥さんのがマグロ状態のテンションに耐えきれず糸巻きを放してしまうという事件も発生していました。そこでこの1年間R&Dを積み重ねて完成したのが左の写真の糸巻きです。
材料:イレクターパイプ&継ぎ手
製作コスト:約650円
製作コスト&重量(600g)は前作より若干増えてしまいましたが本体に差し込むフリーのグリップを設け、巻き取り時には両手で持って回転させる構造とした為、腕の疲れを軽減できるようになりました。
欠点といえば、やはり片手で持った時は重いのと、巻き取り時は回転モーメントが大きいため楽なのですが出す時には素早く出しづらいことでしょうか。。。
あとは”ダンベル1週間持ち歩きトレーニング必須”も前作同様なのも欠点か?
ちなみに2001年現在では「あまりにも重い」と不評のため使用していません。
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